お待たせいたしました。ここから少し続けてコーリン鉛筆のシャープペンシル(MP)についてエントリーしていくことにします。

コーリン鉛筆のMPは、古い時代ですと、3つのシリーズが知られています。
「マイシャープ」「MATE」「JIB」。
JIBが発表されたのは1972年7月。ちなみにゴールド芯は同年10月。ほぼ時を同じくしており、この2つがパッケージングされて売られていたこともあったようです(Nikichiさんのサイトで商品紹介入りで説明がありますのでぜひご覧になってください)。
マイシャープはそれより前の時代です。少なくとも1970年より以前から販売されていました(1970年2月号の雑誌に広告が掲載されています)。
MATEは実はよく分かっていません。が、商品を見る限りでは、マイシャープと同じくらい古いように思います。

時代が新しくなると、イタリコシリーズのMPが出てきます。それ以外は、これといったシリーズものはありませんでした。かろうじてSelf Slideという名前で低価格MPと中(?)価格MPの展開があったくらいでしょうか。

…能書きはどうでもいいですね(笑)。
タイトルにある商品を見ていくことにします。
Colleenfun_169_1

こちら、JIBシリーズの1本です。当時価格1,000円。
よく知られているJIBの中でもちょっと特異なスタイルの一品。注目したいのはグリップから下の部分。

横に溝と、縦に細かな溝の入った、凝ったラバーグリップ。わりと硬めです。その先にはダブルノックの口。この2つが、全体的にハードな雰囲気を醸し出しています。
最初に見たときに、なんとなく、バズーカ砲を思い出しました。これでボディがカモフラだったりすると、まさにそのもの!

Colleenfun_169_2
こうやって見ると、今でも十分通用しそうなかっこよさがあるんですよねぇ。JIBとしては珍しく男っぽい空気を漂わせています。
私、基本的にはラバーグリップなるものが好みではないのですが、これは許せてしまいます。コーリンだから、ではありません。多分、このギザギザの溝が、ラバーと指との密着面積を少なくしてくれるのと、ギザギザ溝が心地よい刺激になるからなんだと思います。そういやコヒノールの溝色鉛筆もついつい握っちゃうんですよねぇ…。
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Colleenfun_169_4

色は、この黒のほかに、某オクにてグリーン・ワインレッドの2色を確認しています。
Colleenfun_169_5
Colleenfun_169_6

これをお読みの方で、もしかしたらお持ちの方がいらっしゃるのでは?!とちょっと期待したりして(笑)。

ひさびさにこちら。何か情報出てこないかなぁ~。
「コーリン JIBシャープ」の検索結果はこちら

 

7 Responses to JIBシャープ・ダブルノック式・ラバーグリップ/コーリン鉛筆(COLLEEN)

  1. どーむ より:

    バスーカっていうかグレネードランチャー。
    このデザインは結構良いですね、今売ってたら買っちゃうかも。

  2. Kero556 より:

    >どーむさん、
    グレネードランチャー調べてみました。
    こんなヤツですね。
    http://gatag.blog97.fc2.com/index.php?tag=%C9%F0%B4%EF
    あ~、なんとなく雰囲気(笑)。
    ランチャー持ってる人の軍服の柄、デジタルカモフラですねぇ。普通のカモフラよりも見つかりにくいらしいという。
    ↓欲しくなりました。
    http://www.value-tee.com/1_656.html

  3. nikichi より:

    kero556さん
    よく入手されましたね。
    店頭にあったらやっぱり売れてしまうと思います。
    ワインレッドは一応持っています(ご紹介のHPの下のほうに…)が、蔵出し的な入手だった記憶があります。
    先っちょが変り種シリーズは他にもあるので、JIBの2頁目に取り上げてみますか…。

  4. Kero556 より:

    >Nikichiさん、
    長らくコメントをお返しできませんで大変失礼いたしました。
    例のものも大幅に遅れておりまして、かさねがさね申し訳ございません。
    さすが、お持ちなのですね!<ワインレッド
    これ、結構カッコいいんで、売れちゃいますよねぇ~。
    >先っちょが変り種シリーズ
    どれだろう?一番下…かな?
    それにしても、たくさんお持ちですねぇ。
    集めてこそ見えてくるものがある、と、Nikichiさんのシャープペンシルのページを見ると特にそう思います。
    JIBページの冒頭に書かれている、
    『付属の消しゴムは「水色」が定番』には感服です。手元のJIBシャープの何本か、キャップを外して確認してみましたが、水色ばかりでした。

  5. Nikichi より:

    Kero556さん、こんばんは。
    例の物の件、あまりお気になさらないで下さいね。
    私は今日も、あっちをゴソゴソ、こっちをゴソゴソとやっておりました。
    >>先っちょが変り種シリーズ
    >どれだろう?一番下…かな?
    画像に載せていないのが他にもありまして…。公開日は未定です。
    シャーペンの消しゴムですが、各メーカー白・茶・水色が多いですが、
    トンボ鉛筆さんはカラフルで、口径ごとに色分けされていましたね。

  6. Kero556 より:

    >Nikichiさん、
    お待たせしました。やっと発掘できました。明日お送りしますね~。
    >画像に載せていないのが他にも…
    なんと、あれよりまだほかにもあるのですね。楽しみにしてます。
    それにしても、どこが作ってたんだろうなぁ~。
    >消しゴム
    口径ごとに色分けされてるのは分かりやすくっていいですね。
    さすがトンボさん。
    業界で生き残っているだけのことはあるなぁと、
    妙なところで感心したり。

  7. ad26139 より:

     はじめまして。以前より楽しませて頂いてましたが、コメントは初参加となります。私めは、70年代ものを中心に、60~80年代前半の国産MPを主に(一部はそれ以前)収集しているMPコレクターです。 コレクターと言うとカッコ良いのですが、ここにお集まりの方々ほどテンションが高いわけではありませんので、まぁ~ただ長く付き合っているという程度のもでしょうか。ただ、小学校に入学したのが1966年で、世代的に所謂「シャーペン世代一期生」、。つまりガキのころから奇しくも国産MPの発展とともに育ってきた世代ということになります。具体的な表現をすれば、学研サムで開眼し、コーリンマイシャープで嵌ったというところでしょうか。とりあえず、ここで話題となっている製品の大半は、リアルタイムで文房具屋さんで探した経験を持っています。 国産MPの時代考証は非常に難しくて、私も整理するのに苦慮していますが、コーリンも例外ではありません。その意味ではこのサイトで非常に勉強させて頂いていますが、少なくとも、「マイシャープ」(と、しっかり名付けられた製品)が売り出されていたのが60年代の後半であることは確かであると思っています。私が昔愛用していたものは、Nikichiさんのサイトの写真にある3番目の「チャンスパック」に入っているタイプでしたが、当時これを買うと、2番目の写真の中央にある赤いビニールのケースにもれなく入れてくれました。ご存じのようにこのタイプにはほぼ同形の回転式とノック式があって、どちらも使った記憶がありますが、正直あまり長持ちはしない代物でした。現在でも同型のものを持っていますが、残念ながらケースは紛失、正規の贈答用ケースに入ったもののみ所有しています。
     で、このダブルノック・ラバータイプですが、これは購入年を明確に覚えていまして、1980年の秋でした。従って、早くても79年頃に売り出されたものではないでしょうか。と言いますのも、私の所有するものは、当時友人が通っていた東京農大で学祭時に学生生協で」購入したもので、比較的新しい製品として紹介されていたからです。形に惚れて購入したらCOLLEN JIBとあって驚き。「まだ、JIBなんてあったんだ!」と当時でもそう思いました。ちなみに私のは、一連の写真のものではなく、シルバー地にクロのロゴというタイプです。
     とりあえず、コーリンのMPもそれなりカタログ的にはコレクションしていますが、あまり話題になっていないものとしては、Nikichiさんが書かれている縦にスリットが入ったタイプ(コーリンには珍しく縦・横ともにドッシリしたもの)、それと所謂キャップタイプ(ぺんてるケリーのようなタイプ)のもの(JIB以前のもの)を持っている程度です。当然ご存じだとは思いますが。
     それでは、また・・・

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