さて、Young Generationシリーズ No.3161(1)の続きです。
コーリン鉛筆No.3161ととBOXY四角軸と比較しつつ、いかに木(スラット)から四角軸を切り出すのかを推測してみることにします。

まずは身近にあったBOXY四角軸と比べてみます。
若干、コーリンの方が太いのが分かるでしょうか?
コーリン鉛筆 No.3161

ここからが重要。次に頭部分のアップ。
(どっちも頭付けされてません)。
板(スラット)同士の合わせ目がどこにあるのか分かるでしょうか?いずれもインセンスシダーを使っているようなので木目の走る方向を良く見ると判別できるのですが…
コーリン鉛筆 No.3161写真だと見づらいので、判りやすいように補助線を入れてみました。
合せ方が違います。(追記:ピンクがスラットの合わせ目黄緑が木目の方向
コーリン鉛筆 No.3161 
ここから先はあくまでもKero556の想像の世界です。間違ってる可能性アリアリです、その旨ご了承の上、読み進めてください(根本の考え方は概ね合っているんじゃないかとは思ってます)。『ま~ったく違ってるよー!』という場合は、コメント欄やメールでどんどんご指摘を!お待ちしてマス。
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さて。写真で見たあわせ方から、スラットの断面図を考えてみました。破線は断裁部分。(※イメージ図です。実際には何本採れるかシリマセン)
AはBOXY。コーリンはBになるはずですが、両者の太さの違いを考えると、多少大げさかもしれませんがCのようになります。同じスラット横幅では採れる本数が少なくなります。
コーリン鉛筆 No.3161
これだけでは、どう断裁するのかイメージしづらいので、さらに想像を膨らませて立体にしてカッターの形も考えてみました。それがこちら。
コーリン鉛筆 No.3161
BOXYは無駄なくカットできますが(全く廃材が出ないかどうかは定かではありません、ただコーリンのカットの仕方よりは遥かに効率的でしょう)、コーリンNo.3161は絶対に廃材が出てしまいます(上図だと黄色部分)。もったいない…。

全て上記は想像の世界でしかありませんが、大きく外れてはいないんじゃないかと思います。

コーリンNo.3161のような取り方だと、
 ・本数が少なくなる
 ・廃材が必ず出る
にも関わらず、どうしてこういう取り方をしたのか?
絶対に何か理由があるはずなのですが…。それが何かまでは考えが及びません。カッターのせいかなぁ?

むむむ…またしても謎が深まります。

わーん!気になって気持ちわるいー!

木工過程の工場さんに見学に行きたいデス。
それが無理なら、私のこの推測があってるかどうか添削して頂きたいデス。どなたかお詳しい方、ご指南を…。

Kero556こぼれ話:
自宅で使ってる端末にはイラレやフォトショは入れてません。何を使って描画・写真加工してるかと言うと…。図はエクセルの描画機能使ってます(笑)。すーーんごい面倒です。写真加工はPicasa2とi_view32。写真に矢印など入れるときは、やっぱりエクセルですw 何とかできるもんですねぇ^^;

———
2007.05.23追記
朝っぱらから、文具王のBlogで5/17に紹介されていたヘンリー・ペトロスキー著「鉛筆と人間」を読んでいたら、三角軸の取り方の図解がありました! Colleenpencilfun_00g_1_1

Colleenpencilfun_00g_2三角軸(だけに限りませんが)の取り方については、p.227下段~p.230に書かれてあります。この図の上の取り方は、いかにも効率が悪いんですが、実際に使われてた方法のようです。機械の改良によって下のように取れるようになったとか。
四角軸の取り方を推測するのに、ヒントになりそうです。

———
2007.05.24追記
05.22にどらさんから頂いたコメント、「…工場のラインを組み替える必要が無く、削る量を調整するだけで作れます。…」に刺激を得て、Aのカッターの形状を考え直してみました。こいう風にすると、多分機械は同じままで、刃を替えただけで対応可能。つまーり、刃の改良だけで済むってわけです。廃材は出るのは出ますがちょっとだけです。
Colleenpencilfun_137_10

前述の本、「鉛筆と人間」p.230の、三角軸の下に描いてある六角軸の取り方と比べても、同じニオイを感じるような…。Colleenpencilfun_137_11

描画するのに疲れてしまいました(笑)。次回エントリーはかる~く、さっくりといきますw

 

7 Responses to Young Generationシリーズ No.3161(2)~四角軸の取り方・さらに追記/コーリン鉛筆(COLLEEN)

  1. どら より:

    #文章だけで説明できるか難しいのですが。
    木の年輪は、基本的に同心円状に広がってます。
    その1本の丸太から、製材所などで板に加工する場合、縦にカットされます。
    (つまり、輪切りではないということです。)
    そのため、1枚の板の場所によって、斜めだったり、垂直になったりしませんか。
    3パターンの板の断面を簡単なアスキー図で示します。
    |/// \\\| ←中心上部から板をとる
    ||||0|||| ←中心から板をとる
    |\\\ ///| ←中心下部から板をとる
    中心を使用した板であれば、どの部分もほぼ垂直の木目になりますが、中心から外れた部分で板になった場合は、そうはならないと思います。
    つまり、B や C のようなカットではなく、A の方法でカットされているけど、使用した板の年輪の位置の違いだけだと思いますが、いかかでしょうか?

  2. 早瀬かをる より:

    張り合わせ面を考えると、やっぱりななめに切断したように思えますよね…。
    スラットの両面に芯を入れるようにして、何枚も重ねて切断した、とか?(こうすればムダになる部分に関してはかなり少なくなると思います)
    それでも、手間としては面に垂直に切断するほうがずっと楽なのではないか、と思いますよね。うーん。
    それにしても、これだけの図、よく描けますね…。

  3. Kero556 より:

    >どらさん、かをるさん、
    コメントありがとうございます~。感謝感激ですっ!!
    なんかですねぇ、考えれば考えるほど、わからなくなってきたのですよ><
    どらさんのおっしゃる年輪の話も尤もですし。
    かをるさんの仰る、スラットを重ねて…っていうのは
    無駄が少なくてよさそうですよね。これかなぁ?
    むーん(悩々)
    他のみなさんは、どうお考えになるでしょうか。
    沢山のご意見をお伺いしてみたいです。
    >どらさん、
    アスキー図まで描いてくださって、ありがとうございます。
    お時間掛かったでしょうに…><
    Keroは感動中です。

  4. どら より:

    先のコメントでは、コーリンの場合の接着面のことについて、考察できてませんでした(汗)。
    ですので、
    > つまり、B や C のようなカットではなく、
    > A の方法でカットされているけど、使用した
    > 板の年輪の位置の違いだけだと思いますが、
    > いかかでしょうか?
    は、撤回いたします。
    おそらくは、六角形の鉛筆の製造工程の応用で作られていると思います。
    つまり、角の面取り工程で、削り取る部分を増やすとBやCの様になると言うことです。これであれば、工場のラインを組み替える必要が無く、削る量を調整するだけで作れます。
    #嗚呼、昨日、なぜ、接着面の部分に着目しなかったのだろう(大汗)

  5. ともっち より:

    うわぁ~すっごく勉強になります!
    今まで鉛筆の板の張り合わせ部分について、
    ここまで考えたことはありませんでした。(反省)
    奥が深いんですね~。。。(感心)
    P.S.:コメントレスの件、有難うございました(^-^)
    それから、三菱ユニのカラー芯。私も2年前から愛用しています。

  6. NOMADE より:

    鉛筆板の貼り合わせまで
    奥深い蘊蓄を傾けさせられました。
    Kero556さんの図説、とても分かりやすかったですよ。
    コーリン鉛筆No.3161をKero556さんから頂いた時は、
    まず、形状に目を丸くしていました。
    どういう製法で出来たのだろうか?と考えていました。
    勉強になりました!

  7. Kero556 より:

    >どらさん、
    >工場のラインを組み替える必要が無く、削る量を調整するだけで
    おお!これは大切なことですよね。
    「削る量を調節=カッターの形状」ということになるでしょうか。
    そうするとAのカッターの形ではイケナイような気がしてきた…。
    う~ん。もうちょっと色々考えてみます。
    って私はドコへ行きたいんだろう?(笑) 鉛筆屋さんになりたいの?(笑)
    >ともっちさん、
    普段は難しいことは考えないんですけど(ぉぃ)、
    違いに気がついてしまったので、考察してみました。
    なかなか面白いです。
    >NOMADEさん、
    図説を分かりやすいと仰っていただけると、エクセル描画機能と(笑)と
    苦闘した甲斐があったというものです。
    お陰で?No.3161がさらに私の中では特別な品になりました。

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