以前に高橋真琴先生図柄のメニーカラーをご紹介しましたが、それと同品番・枝番違いの商品です。商標の問題で「クーピーペンシル」とは言えないために「メニーカラー」と呼んでいるのが苦肉の策ってかんじの商品(苦笑)。

コーリン鉛筆/メニーカラー

コーリン鉛筆/メニーカラー

品番No.8000-SD 硬度:- 24色
値段:当時価格1,000円 発売時期:詳細不明
木軸直径:- 芯直径:-

発売時期は不明ですが、サクラクレパスさんによるクーピーペンシルの発売が1973年であること、文具業界(ならずとも、どこの業界でも同じですが)では後追い商品があまり間を開けずに出ることを考えると、1974年~1976年頃の間には既に発表されていたのではないかと考えています。広告などの資料が出てきたらいいのですが…。現在捜索中。

コーリン鉛筆/メニーカラー

コーリン鉛筆/メニーカラー

■使用量によって長さを変える手法
さて、よく使う色以外は短く・よく使う色は通常サイズで、という売り方は現在の色鉛筆でもありますが、クーピータイプの本商品でも使われていたんですね。人によっては異論があるでしょうけども、

■使用量の多い色=ロングサイズ
あか、みかん、きいろ、きみどり、みどり、みずいろ、あお、むらさき、
ももいろ、はだいろ、ちゃいろ、くろ(以上12色)
ノーマル色鉛筆の代表作品No.770の基本12色とは、
若干、色チョイスが違っています。
No.770では白が入っているところがはだいろに置き換わっていますね。
これは塗り絵をする女子にターゲットを絞っていたから?でしょうか。

■使用量の多く無い色=ハーフサイズ
しゅいろ、やまぶきいろ、ふかみどり、ぐんじょういろ、うすむらさき、
おうどいろ、あかちゃいろ、色名判別不明(あかちゃいろ?)、
はいいろ、しろ、ぎんいろ、きんいろ

鉛筆削りと一緒に消しゴムが入っているのは、ご周知の通り、
このタイプの商品は消しゴムで消えるから。
紙の繊維に深く入り込む(=消えにくい)粘土の代わりに
紙繊維に入り込みづらい合成樹脂系素材を使っているから消しゴムで消えると。
その代わりに、色の付き方は色鉛筆ほどではなく、薄めになります。
好き嫌いもあるでしょうが、淡い感じで色のつくこのタイプの商品、
描き方次第で淡く幻想的な仕上がりになるので私自身はキライじゃありません。

■オマケのキャップ
で。この商品にはオマケがついてきました。それがこちら。

コーリン鉛筆/メニーカラーのおまけ

コーリン鉛筆/メニーカラーのおまけ

現物がいま手元にないので推測で話を進めていきます。間違えてたらごめんなさい。ご指摘下さい。
このキャップの形状にちょっと疑問を感じたのです。
…これを普通の鉛筆と鉛筆キャップの関係に見立てて同じように差し込んだら、メニーカラーの容器に入らないじゃ?と。

クーピータイプの商品は、私の記憶によればこんな風に中が空洞です。

コーリン鉛筆/メニーカラー

コーリン鉛筆/メニーカラー

でもって、キャップの形状を絵で書くとこんな感じ。

コーリン鉛筆/メニーカラーのオマケキャップ

コーリン鉛筆/メニーカラーのオマケキャップ

とすると…こんな風にキャップをはめ込むんじゃないでしょうか?

コーリン鉛筆/メニーカラーとキャップ

コーリン鉛筆/メニーカラーとキャップ

違うかなどうかな。
手元にコレクション品が無いために確認が取れません。なので全部想像です。
もしかしたら、こんなこと当然・常識なのかもしれませんが…。
もしくは全くの間違いかもしれませんが。
写真だけから妄想してみました。

ああ、やっぱりコレクション品は近くに置いておかないといけませんね。
モノが無くて写真だけで語るのは限界もあるし誤りが出る可能性も大いにある。
入手した当時の記憶もはるか遠くに行っているし…。
ううむ、もっと広い場所に引っ越さないといけない予感です。困った困った。

年明けてからになりますが、早い段階でコレクション品を引きとりに行きたいと思います。

 

One Response to メニーカラー/コーリン鉛筆(COLLEEN)

  1. kero556 より:

    追伸です。

    旧コーリンの商品には、品番の後ろにアルファベットを付けて
    区別をしているものがあります。(単体/組合せ両方あり)
    この商品につけられているSDも割とよくでてくる組合せ。
    例えば、MildexにもキャラクターものじゃないものにはSDの
    枝番がついています。
    …NONキャラクターもの、オリジナル?に付けられる枝番
    なのかなぁ?注意して見ていくことにします。

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