ISOT2007参加を口実に、ふらふらと関東方面を旅行してきました、皆様こんばんはKero556です。…あわわ、地震です@関西(ホントにたった今揺れました)。マグニチュードは3.2、震度は1。ぜんぜん大したこと無い数字に見えますが、けっこうな音と衝撃と共に縦揺れがドンドンッ!ってきたんで、冷や汗かきました。怖い怖い。
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しかーし、ISOT参加中に起こった出来事は、こんな程度の衝撃じゃなかったんです!
そうです、この記事です!(遅いわっw)

毎日新聞 2007年7月5日(木) コーリン鉛筆、タイで復活

【バンコク=田原徳容】トンボ、三菱と並ぶ世界最高水準の日本製鉛筆として長年親しまれながら、1997年の会社倒産で姿を消した「コーリン鉛筆」が、タイで復活し、10年ぶりに日本に“再上陸”することになった。元社員がタイ人に指導し、技術と伝統を守り抜いてきた結果だ。“幻の文具”として日本のマニアの間で根強い人気を誇るだけに、元社員は「また使ってほしい」と意気込んでいる。

 この元社員は井口英明さん(40)。89年に入社し、タイの現地法人に出向した。東京都葛飾区に本社があった同社は、社歴80年の老舗文具メーカーで、西洋人女性の横顔を模した三角形の独特のマークが目印だった。しかし、過剰投資などで負債約70億円を抱えて倒産した。

 日本に戻った井口さんは経営再建は難しいと知り、「伝統ある鉛筆を何とか生かしたい」と、期限が切れる商標権を現地法人に移すため奔走。自らも生産停止の危機にあった現地法人の一社員として再スタートを切った。

 バンコク近郊の工場でタイ人20人との“復興作業”は苦労の連続。各工程の製造機械は50年前のものが1台ずつしかないため、見よう見まねで「自家製」を造ってしのいだこともあった。精密作業も言葉が通じず、失敗続き。毎日泊まり込んでタイ人と酒を飲み、ようやく「良い鉛筆を一緒につくる連帯感が生まれた」。それでも、「いつか工場がつぶれる」との不安から、タイ人の妻と3人の子供を抱え、翻訳の副業も徹夜でこなした。

 工場は2000年ごろから軌道に乗り、04年に数種類の商標権の委譲をほぼ完了。年間2万ダースを生産し、タイ国内だけでなく、香港やフィリピンなどにも輸出するようになった。

 井口さんは、「品質を落としたと思われたくなかった」と、世界トップレベルの技術を誇る日本の鉛筆であることにこだわった。色つきの良さと滑らかな書き心地がコーリンの持ち味。年に数回日本を訪れ、材料を調達し、鉛筆製造の技術者に教えも請いながら、造り続けた。

 日本への輸出販売は、資金面で難しいため見送ってきた。が、最近、インターネットで倒産前の商品が話題になっていると知り、「まだ忘れられていない」と考え直した。高齢者向けの高級色鉛筆を年内にも通信販売する方向で、現在、調整中。来年は東京の国際見本市にも出品する予定だ。

 鉛筆ケースには必ず、「JAPAN LEAD(日本の芯)」の文字を入れ、日本の心を忘れずにきた井口さん。「偶然引き継いだ仕事は今、ライフワーク。小さな商品だが、愛用してくれる人のために造り続けたい」と話している。
Web上の記事はこちら
沢山の方が、この記事についてのBlogエントリーをされてるようです

ISOTに向かう新幹線の中で、友人からの連絡で新聞掲載されていることを知り、降り立った品川駅のキオスクで店員さんをおどしお願いし、バックヤードから朝刊引っ張りだしてきてもらうこと全部で5部。全てお買い上げの上、ビッグサイトへGO!荷物重いとか気にしな~い。だって、会場ではものすごいこと待ってるから…
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…実は7月に入ってタイコーリンとの連絡がやっとつき(いままで私のメールは何だったんだー!笑)、丁度ISOTにいらしていた、件のIさん(何で今さらイニシャルトークw)とご挨拶をする約束をしてたんです。
会場入りしてすぐにお会いすることができ、その後も、何度か立ち話をしてイロイロとお伺いしてきました。そして一方的なお願いも(笑)。

てか、すいません、何をお伺いしたか、舞い上がっててあんまりはっきりとは覚えてないんですよ。でも、しっかりと『芯ホルダーを復刻してくださいっ><』とだけはお願いをしておきました。…難しそうですけども。いや、他にもいっぱいあるんですよ、復刻して欲しいのは。
ハイピアスに、CORE-G、それからスライド式箱時代のNo.686、色鉛筆なら絶対外せないNo.770にマイルデックス、ダーマトグラフも紙巻きと木軸の両方欲しいし、そうそう、樹木鉛筆だってまた作って欲しい(これは製造だけですけども)。ゴールド芯…は、タイで作ってるそうだからいいとして、Nさんに探してあげたい芯ホルダーは絶対欲しいし、それだったらハイピアスの替え芯も欲しいし。イタリコ新シリーズも…わーーーいっぱいありすぎて困る><
と、欲望でパニックになりそうなのを抑えてたもので、話した内容を覚えてる余裕が無くて(ぉぃ)。

でも、ひじょうに鉛筆作りやコーリン鉛筆に対して情熱をお持ちの方、という印象は、しっかりと残っています。情熱、どころじゃないです。熱すぎです(ぇw
どうぞ、これからも頑張ってください。

あ、思い出した。昔の商品のことについてお伺いしたんだった!(笑)。
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残念ながらコーリン鉛筆に入社されてからタイへの赴任期間が長かったとのことで、私が知りたい昔のあれこれについては、ご存知でないこともあるとのこと。
ということで、コーリン鉛筆に深く深くご関係のある方を紹介していただきました。Kさん、Iさん、Kさん、改めまして、その節は誠にありがとうございました。お会いできて光栄です。今後とも色々とご教授くださいませ m(_゛_)m

とりあえず、今日のところはここまで。
ISOTそのものについては、後日ここかANNEXでエントリさせていただきます。書きたいことがいっぱいあるんですよー><
次回は、上京ついでにコーリン鉛筆を探してあちこちウロウロしたお話です。

おまけ:「年間2万ダース」のくだりは、おおっぴらに突っ込んじゃダメなんでしょうか?(笑)いくらなんでも少なすぎです><

 

2 Responses to タイのコーリン鉛筆(COLLEEN)(5)&ISOT2007

  1. 蒼涙 より:

    イタリコとかハーバルタイムとかヤンジェネとか
    復刻してもらいたいのは数多いですが…
    まずは710復活でお願いです。
    うちの事務所、まだ現役でがんばっているんですよ。
    (もちろん自分も愛用しています)
    職場の人が他の事務用じゃしっくり来ないとか言って
    私の持っている在庫を何本かあげてしまいました。
    そんなもんで早く新しいのが欲しいんですよ。
    井口さん、頼みますぅ

  2. Kero556 より:

    >蒼涙さん
    なんとー!事務所でも使っておられるとは!その上ご自分の在庫をご提供なさるとは!
    頭に消しゴムついたのって結構安いイメージがあるんですが、710は丁寧に作ってあって塗りもしっかりしてて(←私的にはポイント高い)、手に持った時の"しっくり具合"が、他メーカーの消しゴム付き鉛筆と違ってるんですよねー。好感度大の商品です。
    「復刻して欲しいのはコレダ!アンケート」でもやってみようかなぁ~。簡単にアンケート設置できるの、どこかに転がってないかな…。

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